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第29回野田宇太郎生誕祭のご報告

平成30年10月28日(日)、第29回野田宇太郎生誕祭が開催されました。

生誕祭は、毎年、野田宇太郎の誕生日である10月28日に一番近い日曜日に行われており、今年は野田の誕生日当日の生誕祭となりました。 平成元年に、野田宇太郎生誕80年を記念して開催された生誕祭は、今年で29回目を迎えます。

当日の様子をご紹介します。

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野田宇太郎生誕祭は、毎年、小郡市松崎桜馬場にある野田宇太郎「水鳥」詩碑前で行われています。詩碑をステージとして、参列者をお迎えします。

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野田宇太郎顕彰会会長(小郡市長 加地良光)によるあいさつ

当日は、100人を超える方々に参加していただきました。野田宇太郎生誕祭は屋外で開催されるため、毎年、天気が心配されるのですが、今年は好天に恵まれ、さわやかな秋晴れの一日となりました。

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               中学生の部の献詩朗読の様子

今年も、全国から1,733点と、多くの作品が寄せられました。
小学生の部、中学生の部、一般の部の一席の方に、それぞれ受賞作を詩碑の前で朗読していただきました。
詩碑「水鳥」を囲む水路に水が流れ、せせらぎの音と共に、作品が朗読されました。

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             顕彰会会長より由良先生へプレゼント贈呈

野田宇太郎の生誕日にあたる今日は、野田宇太郎詩碑「水鳥」を設計された九州芸術工科大学名誉教授で建築家の由良滋(ゆら しげる)先生の誕生日でした。
由良先生は、生前の野田と親交があり、また野田と共に多くの文学者顕彰碑を設計した建築家・谷口吉郎の弟子というご縁もあって、「水鳥」詩碑の設計を担当されました。野田と誕生日が同じというところにも不思議なご縁を感じます。
顕彰会より、ささやかながら誕生日プレゼントをお贈りしました。

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三井高等学校の先生と生徒さんによる合唱

式典では、野田宇太郎が作詞した合唱曲が披露されました。
立石グリーンコーラスによる「いちご」と「松崎の道」、児童劇団つばさによる「立石小学校校歌」、三井高等学校の先生と生徒さんによる「三井高等学校校歌」が歌われました。
上の写真は、三井高等学校の皆さんによる合唱の様子です。若々しく朗々とした歌声が会場に響きました。

この日、詩碑近くの松崎公民館では、文化祭が開催されました。地元の保育園や住民のみなさんによる絵画や写真、生け花や手工芸品が展示され、焼きそば・おでん・ぜんざいなどの露店やお茶席も設けられました。式典に来られた方も文化祭に参加され、とても楽しんでいらっしゃる様子でした。また、近くの三井高等学校では、スイーツ部のマドレーヌ無料配布も行われました。毎年、このお菓子を楽しみにしているお子さんもいるそうです。
資料館では、松崎公民館にて、平成29年度企画展セレクション「野田宇太郎―激動の時代を駆けぬけた編集者―」をパネルでご紹介する展示を行いました。

お忙しい中、生誕祭にお越しいただいた皆様、ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。