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第35回野田宇太郎生誕祭のご報告

令和6年10月27日(日)、第35回野田宇太郎生誕祭が開催されました。
生誕祭は毎年、野田宇太郎の誕生日である10月28日に一番近い日曜日に行われています。
今年の生誕祭は、前日の大雨と打って変わって、予想外の好天に恵まれた式典となりました。

当日の様子をご紹介します。
野田宇太郎生誕祭は毎年、小郡市松崎桜馬場にある野田宇太郎の「水鳥」詩碑前で行われています。
当日は献詩受賞者14をはじめ、来賓・顕彰会役員・一般参加者など約110人の方々に参加いただきました。

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まずは「献花」です。
野田宇太郎の長女の三好瑞枝さんと、孫の野田基一さんらが野田宇太郎の肖像写真の前に花を捧げました。

DSC_0027.JPG次に「献茶」です。捧げられるのは、お茶ではなく「コーヒー」です。
野田宇太郎は、生前、お酒を嗜(たしな)むことはなく、コーヒーを好んで飲んでいました。

野田宇太郎顕彰会会長(小郡市長 加地良光)によるあいさつのあとは「献詩朗読」です。
今年も、全国から1,482点と、多くの作品が寄せられました。
小学生の部、中学生の部、一般の部の一席の方に、それぞれ受賞作を詩碑の前で朗読していただきました。
(写真は小学生の部の献詩朗読の様子です

DSC_0065.JPGその後「入賞者表彰」が行われました。
(写真は中学生の部の表彰の様子です)

IMG_1726.JPG献詩の審査を行った福岡県詩人会の田中圭介さんによる「献詩の選評」のあと、「合唱」が行われました。
「合唱」では野田宇太郎が作詞した合唱曲などが披露されます。
最初に、三井高等学校の先生と生徒による「三井高等学校校歌」が、続いて立石グリーンコーラスによる「松崎の道」と「いちご」が歌われました。
そして合唱の最後には、会場の皆さんにも参加いただき「立石小学校校歌」を歌いました。
さわやかな秋空のした、元気な歌声が響いていました。

詩碑近くの松崎公民館では、同日に文化祭が催されました。
地元の方々の絵画や写真などが展示され、焼きそば・おでん・ぜんざいなどの露店も並びました。
生誕祭参加者も式典後は文化祭に参加し、露店や展示を楽しんでいらっしゃいました。

松崎文化祭の一部スペースをお借りして、野田宇太郎文学資料館と小郡市埋蔵文化財調査センターも展示を行いました。
資料館は、「野田宇太郎生誕祭のあゆみ」の紹介と、令和5年度企画展「野田宇太郎の旅の思い出」の解説パネルのなかから「文学散歩」の取材旅行を中心に紹介をしました。
また、埋蔵文化財調査センターは「江戸時代に松崎宿を訪れた人々」についてパネル展示をおこないました。

松崎公民館展示.JPG


当日は衆議院議員選挙の投票日、さらに市内小学校の運動会の順延日とも重なりました。
受賞者の方をはじめ、地元の方にはお忙しいなか協力いただき、無事生誕祭を終えることができました。
皆さま、本当にありがとうございました。

【2024.11.13 H】