第34回野田宇太郎生誕祭のご報告
令和5年10月29日(日)、第34回野田宇太郎生誕祭が開催されました。
コロナ禍以降は中止や規模を縮小しての開催、また昨年は野田宇太郎「文学散歩」70年、小郡市市制施行50周年を記念して創設した「野田宇太郎文学賞」の表彰式も併せて小郡市生涯学習センターの七夕ホールでの開催だったため、今年は4年ぶりに、野田の故郷松崎の桜馬場に戻っての通常開催となりました。
生誕祭の様子をご紹介します。
当日は、献詩受賞者17人をはじめ、来賓・顕彰会役員・一般参加者など約150人の方々に参加していただきました。
まずは、野田先生のお孫さんの野田基一さんに、続いて参列者の方々に献花を行っていただきました。
次に、野田宇太郎顕彰会会長(小郡市長 加地良光)によるあいさつがありました。
今年は、全国から1,670点もの献詩が寄せられました。
小学生の部、中学生の部の一席の方に、それぞれの受賞作を野田宇太郎の遺影の前で朗読していただきました。
その後、献詩入賞者表彰式が行われました。
表彰状授与のあとに、審査員代表の浦田義和氏から「野田宇太郎献詩」の選評をいただきました。
浦田氏は創作の場での利用が増えてきたAIに触れて、AIには書き表せない、人の内側から出てくる言葉の力に関して語られながら選評をされていました。
式典では、野田宇太郎が作詞した校歌と合唱曲が披露されました。
最初は三井高等学校有志の方による「三井高等学校校歌」、続いて立石グリーンコーラスによる「松崎の道」と「いちご」が歌われました。
合唱の最後は、会場の参列者全員で「立石小学校校歌」を歌いました。
4年ぶりの水鳥詩碑前での生誕祭は、野田の愛したふるさと松崎に似つかわしい牧歌的で暖かい式典となりました。
お忙しい中、生誕祭にお越しいただいた皆様、ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
【2023.11.05】