記念講演会を開催しました！〈平成28年11月19日(土)〉

記念講演会「蒲原有明の詩史的意味」を開催しました！

11月19日(土)に、企画展「蒲原有明―近代詩の先駆者―」記念講演会／小郡市「読書の街」づくり推進事業家読(うちどく)講演会を開催しました。
名古屋大学大学院教授　涌井隆(わくい たかし)先生をお招きして、「蒲原有明の詩史的意味」という演題でご講演をいただきました。

講演会の様子

今回の講演会には約30名の方にお集まりいただきました。講演では、蒲原有明以前の詩のリズムについて、具体的な例をあげて説明をされました。西洋詩を日本語に訳した詩の紹介では、原文の英語やフランス語での朗読もあり、参加者の方からは、感嘆の声があがりました。
また、蒲原有明の詩の特徴である様々なリズムの詩について、先生はその試みを評価されるとともに、今までの七五調の詩との違いを明確に説明されました。
もともと難解と言われている蒲原有明の詩ですが、その試みの偉大さというのは、参加者の方にも伝わったようでした。

さて、8月20日(土)から始まった企画展も、残すところあとわずか、11月29日(火)までとなりました。この機会にぜひ野田宇太郎文学資料館へお越し下さい。皆様のお越しをお待ちしております。