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ギャラリートーク②リポート

2回目のギャラリートークを開催しました!

 10月8日(土)に、企画展「蒲原有明―近代詩の先駆者―」の2回目のギャラリートークを開催しました。

 いつもは専門員1人で解説をするのですが、今回は途中で交代しながら、2人の専門員でギャラリートークを行いました。8名の参加者の中には、前回のギャラリートークにお越しいただいた方もいらっしゃいました。毎回のことなのですが、少々熱が入り、終了時刻を大幅にオーバーしてしまいました。ご参加いただいた皆様、最後までお聞きいただき、誠にありがとうございました。

 今回は、ギャラリートーク中に、お越しいただいた方に特別にお見せしたものがありました。それが下の「筆談メモ」です。

筆談メモ写真.JPG

展示室の様子(中央が筆談メモ)

 こちらは、現在展示している筆談メモです。10月4日(火)に展示を一部替えましたが、この筆談メモも以前展示していたものとは別のものです。

 蒲原有明は60歳頃から聴力を徐々に失い、文学上込み入った話をする時には、筆談で話をしていたと言います。蒲原はメモを見て口頭で返事をしていたと思われるので、残されたメモは蒲原を訪ねてきた人物たちのもの、ということになります。
 当館で所蔵している筆談メモは、三十枚を超えます。ギャラリートーク中に参加者の方にお見せしたものは、今回展示をしていない分で、皆さん、興味深そうにご覧になっていました。
 今回の企画展のギャラリートークは、終了しましたが、野田宇太郎文学資料館では、事前にご連絡をいただければ、可能な限りご案内します。

 「特別企画 清家雪子氏 描き下ろし作品展示」コーナーは、ますます盛況です。この描き下ろしをご覧になるために、東京や石川などの遠方のお客様にもお越しいただいています。まだ、ご覧になっていない方も、11月29日(火)まで開催しています。ぜひ足をお運びください。

 11月19日(土)は、講演会「蒲原有明の詩史的意味」が開催されます。参加無料ですので、ぜひお越しください。多くの皆様のご参加をお待ちしております。