メニューにジャンプ コンテンツにジャンプ

記念講演会を開催しました!〈令和6年2月3日(土)〉 ~記念講演会「郷土玩具さんぽ」~

2月3日(土)、野田宇太郎文学資料館ミニ企画展「野田宇太郎の旅の思い出」記念講演会を開催しました。今回は、福岡市で全国の郷土玩具を紹介するお店「山響屋(やまびこや)」の店主である瀬川信太郎氏をお招きして、「郷土玩具さんぽ」という演題でご講演いただきました。

 001講師写真.JPG

                    (講師写真)

002講演会の様子.JPG

                                   (講演会の様子)

ミニ企画展の目玉の展示である全国の郷土玩具によせて、実際に瀬川氏が九州各地の郷土玩具工房を巡った際のお話や郷土玩具とはどのようなものであるのか、また地域によって同じ名前でも姿かたちが異なり、それがまた面白さや楽しさに繋がることなど、写真をまじえながらお話いただきました。

「郷土玩具は街道沿いに多く、その理由が人々の往来である」「その土地で手に入りやすい材料で作るために旧城下町では不要となった和紙で張子の郷土玩具が、山間部などでは木材や竹材を使用した郷土玩具が多い」また「車輪の数が多ければ平地の多い土地、少なければ傾斜面の多い土地のものがある」などのお話は聞いていて「なるほど」と思いました。

郷土玩具はそれ単独だけではなく、その玩具を手に入れるまでの行程の想い出なども含めて、唯一無二の存在になるのだと実感しました。

 

また、講演会の後半にはミニ企画展の目録を使いながら、1点ずつ野田所蔵の郷土玩具の解説をしていただきました。

瀬川氏が訪れた工房の写真や動画に対し、会場からは「可愛い」などの言葉もあがり、皆さんお楽しみいただけたようです。

 

今年度のミニ企画展は220日(火)までです。ぜひお越しください。

【2024.02.13 T】