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ギャラリートークを開催しました(1月19日)

野田宇太郎文学資料館では、現在「没後40年事業 野田宇太郎推し物語~すべては人生の師・木下杢太郎のために~」を開催中です。
1月19日(日)、専門員によるギャラリートークを行いました。

野田宇太郎は、文学散歩シリーズの著作以外にも日本近代文学研究を行い研究書を出しています。
その研究の根幹をなす存在が、野田が「人生の師」と仰いだ木下杢太郎(本名:太田正雄)です。
木下杢太郎は、医者で文学者でした。

学生時代には東京新詩社に所属し、與謝野鉄幹・北原白秋・吉井勇らと連れ立って九州旅行を行い「五足の靴」を連名で書いたり、詩集・戯曲集・美術評論書・隨筆集など多くの書物を残しています。

しかしながら、木下の文学界での業績は同世代の北原白秋などに比べると低く見られており、それを修正するために野田は木下研究を始めることになります。

ギャラリートークでは、実際に展示品を見てもらいながらの説明を行いますが、展示しているキャプション(説明書き)だけでは伝えきれない内容やおまけ話や裏話などもご紹介しています。

どうぞ、野田宇太郎文学資料館までお出かけください。