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特別企画展「帚木蓬生 久留米藩三部作の世界」開催中です

5月12日(日)から、特別企画展「帚木蓬生 久留米藩三部作の世界」を開催しています。

小郡市出身の小説家・帚木蓬生氏の小郡市ふるさと文化大使就任にあたり、今企画展を開催することとなりました。

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                  (入口付近の様子)

「久留米藩三部作」は、帚木氏による、久留米藩領を舞台とした歴史小説です。
筑後川の水利事業に挑んだ五庄屋を描いた『水神』(2009年9月 新潮社)、医師として生きる青年の目を通して一揆騒動と百姓たちの生活をつづった『天に星 地に花』(2014年8月 集英社)、大刀洗町の今村天主堂が建つまでの背景と潜伏キリシタンの約300年を描いた『守教』(2017年9月 新潮社)の三作品を指します。

展示室では、この三作品について、『水神』、『守教』、『天に星 地に花』の順で、それぞれパネルで紹介し、関連資料を展示しています。

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このコーナーでは、帚木蓬生氏の『守教』直筆原稿及び執筆資料を展示しています。

『守教』直筆原稿は、大刀洗町の所蔵資料です。普段は大刀洗町立図書館に展示されていますが、今回の企画展のため、特別に貸していただきました。修正や加筆の跡など、直筆原稿ならではの書込みが多数あります。
『守教』執筆資料は、帚木氏よりお借りしたものです。『守教』執筆前に書いたと思われるキリシタン関連語をまとめた執筆メモや作中舞台の地図、新聞切抜など、普段は目にすることができない貴重なものです。

この特別企画展は6月11日(火)まで開催しています。どうぞ野田宇太郎文学資料館展示室にお出かけください。