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常設展の展示替をしました ~「丸山豊 特集」~2016年12月

~常設展展示替えのお知らせと「丸山豊 特集」のご案内~

企画展「蒲原有明―近代詩の先駆者―」展を終了し、12月6日(火)から、常設展示を再開しました。常設展の展示品も多数入れ替えを行っていますので、以前の展示との違いを探しながらご覧いただくのも楽しいかもしれません。
さて、12月のテーマ展示は「丸山豊特集」です。

丸山豊(1915~1989)は、久留米を拠点として活躍した詩人です。野田宇太郎と丸山豊は昭和5(1930)年頃に出会い、二人で「驕児(きょうじ)」という詩誌を創刊するなど、詩人としてお互いに大きな影響を与え合いました。野田は昭和15(1940)年に上京しましたが、丸山とは、生涯に渡る交流がありました。今回の展示でも、特に丸山と野田の関わりに焦点をあてています。

今年は、丸山豊生誕100周年にあたります。それを記念して、12月の間、資料館では、展示室だけではなく、図書館エントランスでも特集展示を行っています。

エントランス展示.JPG 図書館エントランス展示の様子

図書館エントランスでは、資料館の企画展で使用した丸山豊関連のパネルを展示しています。戦前の資料を使った貴重な写真パネルもぜひご覧ください。

壁面展示.JPG壁面展示コーナー

壁面展示コーナーでは、丸山豊と野田宇太郎の年譜や丸山豊の著作を主に展示しています。さらに野田宇太郎が、丸山豊について書いた文章をパネルにしています。

のぞきケース.JPGのぞきケース

こちらはのぞきケースの様子です。こちらでは、丸山豊の著作のほか、丸山豊の直筆の詩稿があります。また、のぞきケースの上には、パネルで野田と丸山の代表作の詩をご紹介しています。

今回のテーマ展示は、12月27日の午前中まで開催しています。(午後は、年末年始休館に伴う作業のため、閉館します。)
久留米が生んだ偉大な詩人、丸山豊の世界をぜひお楽しみ下さい。

貴重な機会ですので、野田宇太郎文学資料館へお越しください。ご来館お待ちしております。