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常設展の展示替をしました ~「文学散歩-A Brief Tour of Literary-」~2017年3月

テーマ展示「文学散歩 -A Brief Tour of Literary-」

 東京の町田市民文学館ことばらんどの展覧会「野田宇太郎 散歩の愉しみ―〈パンの会〉から文学散歩まで―」〈2017年1月21日(土)~3月20日(月・祝)〉にちなんで、「文学散歩」に関する本を集めました。

 「文学散歩」は、野田宇太郎のライフワークでした。今回の展示替では、野田自身の著作「文学散歩」シリーズはもちろん、小説の舞台となった地を紹介するガイド本や紀行本など、「文学散歩」のジャンルに入る本を展示しています。

のぞきケース.JPG

(のぞきケースの様子)

現地踏査によって文学を実証的に研究する「文学散歩」を創案した野田は、30余年にわたって、日本全国の文学ゆかりの地を取材し、執筆を続けました。当館では、野田が「文学散歩」シリーズを執筆するための取材で集めた地図やパンフレットを、数多く所蔵しています。その中の一部分を、今回の展示でご紹介しています。

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 (熊本県内のパンフレット)

こちらは、のぞきケースに展示している熊本県内のパンフレットです。パンフレットや地図には、野田による書き込みがあり、野田が熊本県内の様々な土地を実際に訪れて、現地の資料を収集しながら取材したことが分かります。

「文学散歩」は、小説や作家ゆかりの地を巡る文学の一ジャンルとして、現在も多くの本が出版されています。壁面展示コーナーでは、出版年の古いものから最近のものまで、ミステリーやファンタジー、日本文学や海外文学など、色々な分野の「文学散歩」本を展示しています。野田の切り開いた「文学散歩」が、今も多くの人々に受け継がれていることが感じられると思います。ぜひ、展示室でゆっくりとご覧ください。

このテーマ展示は4月2日(日)まで開催しています。皆様のご来館をお待ちしています。