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常設展の展示替をしました ~高橋邦太郎書簡のご紹介~ 2016年3月

常設展の展示替をしました ~高橋邦太郎書簡のご紹介~

 3月1日からの常設展の展示替えに伴い、常設展示全体も変更しました。
 キャプション(作品の解説が書いてある札のことです。下の写真では左下のものがそれです)を全て変更し、文字を大きく、見やすくしました。

高橋邦太郎書簡.jpg

 今回は、常設展示の中の「最後の文学散歩」パネル部分に関連して、野田宇太郎のヨーロッパ取材旅行に関する資料をご紹介します。

 昭和43(1968)年の野田のヨーロッパ取材旅行には、高橋邦太郎(たかはし くにたろう、1898~1984)も同行していました。高橋はフランス文学者で、多くの文学者とも交流があり、明治初期の日仏交流の研究なども行っていました。

 この手紙はヨーロッパ旅行の翌年の昭和44(1969)年2月5日消印です。高橋は、昨年の旅行が如何に実りあるものだったかを繰り返し書いています。高橋と野田の交流の様子がわかる貴重な資料です。

 この他にも、今まで常設展で展示していなかった資料なども新しく展示をしています。今までお越しいただいた方にも、新しい発見をしていただけると思います。

 展示ケースや壁面スペース以外の常設展コーナーも随時展示替えをしていきますので、ぜひお楽しみに!