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常設展の展示替をしました~「伊能忠敬没後200年 地図特集~日本を歩く~」~2018年2月

テーマ展示「伊能忠敬没後200年 地図特集~日本を歩く~」

2018年2月6日から、常設展の一部を展示替えしました。
「伊能忠敬没後200年 地図特集~日本を歩く~」として、主に野田宇太郎が所蔵していた地図(複製)を展示しています。

2018.2.4壁面.JPG

展示の様子(壁面スペース)

伊能忠敬(いのう ただたか、1745~1818)は、ご存知の通り、日本地図を作った人物です。
忠敬は日本中を実際に歩いて測量しました。日本地図が完成したのは、忠敬の没後のことでしたが、その正確な測量技術を元に完成した地図は、非常に精度が高いものでした。

野田宇太郎文学資料館では、伊能忠敬の没後200年にちなみ、野田宇太郎が所蔵していた地図を展示しています。

野田は、文学散歩の取材のため、日本中を旅しました。事前に地図で目的地を調べ、時には現地で地図を調達したこともあったようで、当館には野田が集めた日本全国の地図が数多くあります。文学散歩では、明治や大正の文学作品や文学者を取り上げることが多かったため、取材をしていた昭和当時の地図でなく、昔の地名が分かる明治時代の地図も野田は収集していました。

今回は、所蔵する地図のなかでも、明治時代に作成された日本地図、東京地図、九州地図、福岡県地図などを複製展示しています。今とは少し違う県境であったり、地名がありますので、ぜひお近くでご覧いただければ、たくさんの発見があると思います。

その他、のぞきケースでは「"昭和"の風景~野田宇太郎の見たもの~」と題して、野田宇太郎が撮影した写真のなかから、"昭和"の雰囲気が感じられる写真を選んでパネル展示しています。

明治時代の貴重な地図をご覧いただける機会ですので、ぜひ野田宇太郎文学資料館にお越し下さい。
皆様のご来館を心よりお待ちしております。