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常設展の展示替をしました~「作家・帚木蓬生」~2022年2月

先月に引き続き、テーマ展示は「作家・帚木蓬生」です。

2月15日(火)まで、帚木蓬生著『天に星 地に花』の「2. 享保十三年(一七二八)三月、善導寺」の自筆原稿を展示していました。今回は、その続きである「3.同年三月 井上村」の自筆原稿31枚を展示しています。

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上の写真は覗きケースの様子です。

『天に星 地に花』は、久留米藩領を舞台とした「久留米藩三部作」のうちの一作で、宝暦の一揆を背景に、医者を志して生きる青年・高松庄十郎を描いた作品です。

展示している自筆原稿「3.同年三月 井上村」では、主人公・庄十郎の家が雛祭りの準備で華やぐ中、郡役人が庄十郎の父である大庄屋を訊ねて来る...という場面が描かれます。
原稿の一枚一枚を見ていくと、推敲の跡や字の勢いなどから、作者の執筆中の様子が伝わってきそうです。

IMG_9426トリミング.jpg上の写真はステージケースの様子です。

ステージケースでは、引き続き帚木蓬生氏の「久留米藩三部作」である『水神』『天に星 地に花』『守教』を展示しています。こちらは全て帚木氏のサイン入りです。

展示で帚木氏の作品にご興味を持たれましたら、隣の市立図書館に貸出可能な資料がありますので、図書館にてお尋ねください。

テーマ展示「作家・帚木蓬生」は3月22日(火)までの展示です。
なお、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、館内では手指の消毒・咳エチケットなどをお願いしています(詳細はこちら)。ご来館の際は、どうぞ体調に気をつけてお越しください。