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「第3回 宇太郎カフェ」開店!轟良子さん講演会~2024年10月14日

~「宇太郎カフェ」とは、「野田宇太郎も好きだったコーヒーを楽しみながら文学に触れてみよう」をコンセプトとしたイベントです~

今回は、北九州市立図書館に45年間勤務した「本の案内人」轟良子さんが、北九州市ゆかりの文学について紹介しました。

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まずは、有川浩の「図書館戦争」が映画化された際にロケ地となった北九州市立図書館在職時のエピソードから話は始まりました。
次に、和布刈神事(門司区和布刈神社)から始まる松本清張の「時間の習俗」、門司港(門司区)のコンビニを舞台とした町田その子の「コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―」、小倉赴任時代の森鷗外が小倉を舞台に書いた「鶏・独身・二人の友・小倉日記」など、スライドを交えながら紹介しました。
参加者はコーヒーと小倉に因んだお菓子(栗饅頭)を頬張りながら、楽しく話を聞いていました。

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他にも、岩下俊作「無法松の一生」に描かれた小倉祇園太鼓(小倉北区で行われる祇園祭)や、火野葦平が自身の両親を描いた「花と龍」の舞台(若松区)についても紹介しました。(2人とも野田宇太郎にゆかりがある人物です)
明治~令和と、時代を経ても変わらない北九州の魅力的な風土とそれを描いた文学作品の紹介を、参加者たちは興味津々で聞き入っていました。

次回の「宇太郎カフェ」の次回の開催日は未定ですが、決まり次第、当館ホームページでお知らせします。
どうぞお楽しみに。

【2024.11.13 H】

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講演会詳細
演題:「本と一緒に北九州文学散歩~森鷗外・松本清張・杉田久女から村田喜代子・町田そのこへ~」
講師:轟良子さん(小倉郷土会副会長・北九州森鷗外記念会理事)
日時:10月14日(月・祝)13時30分~15時30分
場所:小郡市文化会館小ホール
チラシ:第3回宇太郎カフェ(PDF:2639KB)