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第36回野田宇太郎生誕祭のご報告

令和7年10月26日(日)、第36回野田宇太郎生誕祭が開催されました。
生誕祭は毎年、野田宇太郎の誕生日である10月28日に一番近い日曜日に、小郡市松崎桜馬場にある野田宇太郎の「水鳥」詩碑前で行われています。


では当日の様子をご紹介します。
朝方に冷たい雨が降っており一同心配しましたが、開始時間には一転して暖かな陽射しに恵まれました。
献詩受賞者13をはじめとした、来賓・顕彰会役員・一般参加者など約100人のにご参加いただきました。

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◇まずは「開会のことば」を野田宇太郎顕彰会副会長 井上勝彦(小郡市議会議長)が述べました。

◇次に「献花」が行われ、野田宇太郎の孫の野田基一さんらが野田宇太郎の肖像写真に花を捧げました。

◇次は「献茶」です。

野田宇太郎は生前、お酒を嗜(たしな)むことはなく、コーヒーを好んで飲んでいたそうです。野田宇太郎の肖像写真の前に、松崎の美味しい水で淹れたコーヒーが捧げられました。

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 ◇野田宇太郎顕彰会会長 加地良光(小郡市長)による「会長あいさつ」が行われました。

◇次は「献詩朗読」です。

今年も、全国から1,683点の、多くの作品が寄せられました。

小学生の部、中学生の部、一般の部の一席の方に、それぞれ受賞作を詩碑の前で朗読していただきました。 

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 (写真は小学生の部の献詩朗読の様子です)

その後「入賞者表彰」が行われました。

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 (写真は中学生の部の表彰の様子です)

◇献詩の審査を行った福岡県詩人会の吉貝甚蔵さんによる「献詩の選評」が、ありました。

◇次の「合唱」では野田宇太郎が作詞した合唱曲などが披露されました。

最初に、三井高等学校の先生と生徒による「三井高等学校校歌」が、続いて永利和則さん(小郡市立図書館元館長)による「松崎の道」と「いちご」が歌われました。

そして合唱の最後には、会場の皆さんにも参加いただき「立石小学校校歌」が、さわやかな秋空の下に元気に響きました。

●詩碑近くの松崎公民館では、同日に文化祭が催されました。

◇地元の方々の絵画や写真などが展示され、焼きそば・だご汁・ぜんざいなどの露店も並びました。

生誕祭参加者も式典後は文化祭に参加し、露店や展示を楽しんでいらっしゃいました。

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 ◇松崎文化祭の一部スペースをお借りして、野田宇太郎文学資料館と小郡市埋蔵文化財調査センターも展示を行いました。

資料館は、「野田宇太郎が切り取った故郷・松崎の景色」をテーマに、昭和期の松崎地域の写真を中心に紹介をしました。

また、埋蔵文化財調査センターは「江戸時代の古文書に見る松崎町」についてパネル展示をおこないました。

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 (写真は、資料館展示「野田宇太郎が切り取った故郷・松崎の景色」の様子です) 

 ●受賞者の方々をはじめ、地元の方にはお忙しいなか協力いただき、無事生誕祭を終えることができました。

皆さま、本当にありがとうございました。

 【2025.11.7 H】