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「第17回 福岡県ゆかりの詩人を語る会」を開催しました ~2024年8月4日

8月4日(日)、福岡県詩人会と野田宇太郎文学資料館の共催で<第17回福岡県ゆかりの詩人を語る会>を、小郡市生涯学習センターにて開催しました。

今年のテーマは「『戦争の詩』今、伝えたい 読みたい ――詩は、「戦争」をどう描いてきたのか。「戦争」の時代を生き抜いた詩は、今、何を伝えてくれるのか。――」。
前半はトークイベント、後半は参加者フリートークの二部構成で行われました。

第一部は田島安江氏(福岡県詩人会)が講師を、吉貝甚蔵氏(同所属)が進行を務め、「『戦争の詩』今、伝えたい 読みたい」のテーマに沿って話されました。
従軍や家族のシベリア抑留など、作者の戦争体験によって書かれた詩や、戦争を知らない世代の詩人が書いた、戦争の影がちらつく現代の空気感を伝える詩など、九州の詩人を中心に、多くの詩が紹介されました。
戦争の詩はどの詩も重く、心に迫まるものばかりでした。
最後の、田島氏の言葉「私たちの役割は、これら戦争の詩を記録し伝えていくことです」に、参加者は深く頷いていました。

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        講師の田島安江氏              進行の吉貝甚蔵氏

田島氏から紹介される詩を朗読したのは、サラ・カイリイ氏、降戸輝氏です

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第二部では6名の希望者各々による詩の朗読が行われました。
自分で選んだ戦争の詩を朗読する前に自身の戦争体験を語る方もあり、参加者は戦争体験者の生の声に聞き入っていました。

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 また、会場内には今回取りあげた詩人たちの貴重な詩集(講師所蔵)も展示され、参加者は手に取って読んでいました。 

 今回は30名の方にご参加いただきました。皆さま、ありがとうございました。