２０２２年の展示（８）

中央展示「野田宇太郎生誕祭特集」（9/27～10/3）

野田宇太郎生誕祭とは、小郡市松崎出身の詩人・文芸評論家の野田宇太郎（1909-1984）の誕生日を記念して、野田宇太郎顕彰会が主催する式典です。
　野田宇太郎に捧げる「生誕祭献詩」入賞作品の 朗読・表彰式、野田宇太郎が作詞した校歌の合唱などが行われます。今年は、小郡市ふるさと文化大使の作家・帚木蓬生さんが特別審査員を務める「野田宇太郎文学賞」の表彰式が、併せて行われます。

　今回の展示では、毎年発行している野田宇太郎生誕祭献詩の入選作品詩集や、文学賞の審査委員である帚木蓬生氏の著作、審査員の田島安江さんが代表取締を務める出版社「書肆侃侃房」の出版物などを展示しています。

展示をして

　やはり帚木蓬生さんの人気は強く、展示していた本は次々に貸し出されていきました。また、今回は福岡の出版社「書肆侃侃房」さんの文学ムック「ことばと」や「たべるのがおそい」を展示したのですが、普段小説だけを読まれる方にとって、様々な作家さんや文学の形態（小説・詩・短歌・評論等）に触れる良い機会になったのではないでしょうか。