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「本のある場所」

今年は、市立図書館が開館30年を迎えた年でした。

文化会館・図書館・野田宇太郎文学資料館の共催で、開館記念日の11月3日に開催した「感謝祭」には、たくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました。

私は本が好きで、本に関係する仕事に就きたいと思い「図書館司書」という職業を選びました。学生時代、司書の資格を取るために学ぶなかで、図書館は"本"だけでなく、"人"がいてこそ図書館であるということを教わりました。

"人"とは、公共図書館の場合、そこで働く図書館員であり、利用する市民です。

昭和62年の開館以来、市立図書館にはいつも、本を選ぶ人、読む人の姿がありました。

私は今でももちろん、本が好きです。そして、本を選ぶ人、読む人を見るのが好きです。

10月末に「NHKラジオ深夜便」に出演された、公益財団法人東京子ども図書館(私設の児童図書館)の名誉理事長 松岡享子さんが、子どもが「本のある場所に身を置くこと」にこそ意味があると、お話しになっていました。

これからも、市立図書館が居心地の良い「本のある場所」であるといいなと思うこの頃です。

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開館準備中の市立図書館