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「おはなしを語る」

 先日、図書館にてちょっと珍しい試み?のストーリーテリングを主役にしたおはなし会を行いました。

 絵本の読み聞かせとは異なり、本を使わず昔話を口で語り聞かせるストーリーテリング。
 私自身、まだ語り手初心者・・・。これまでにいくつかおはなしを覚えたものの、実際に人に語った経験は少なく、私にとってはちょっと勇気のいる企画でした。
 参加者のみなさんも、「ストーリーテリングって何だろう?」と思われたかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
 昔はいろんな場所で、大人子ども問わず、人から人へおはなしを語り伝える風習がありました。その雰囲気を再現・・・とまではいかなくとも、図書館でほんのひととき、おはなしの世界をその場にいる皆さんと味わえたらいいな、と思い挑戦してみました。

 いざお客さんを前に語り出すと緊張が勝ち、お客さんに声が届かないところがあり、おはなしを楽しんでもらうにはまだまだ程遠いものだったかと思います(涙)
 それでも、直に聞き手のお客さんと顔を合わせて語ることで、語りの抑揚やリズムに乗ってじっと聞いていただき、時には聞き手のみなさんの笑顔や驚きの表情も見え、おはなしが持つ力の大きさを実感しました。

 来ていただいたお子さん、保護者の方、利用者のみなさん、ありがとうございました!
 いつものおはなし会とは少し違う雰囲気だったかもしれませんが、おはなしの世界を味わう一歩になれば幸いです。
 ストーリーテリングを通しておはなしの楽しさが少しずつでも広まるよう、腕を磨いてまたこのような機会を作りたいと考えています。