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「『画伯』と呼ばれて」

 画伯と呼ばれている。
理由は私の絵にファンがいるから。私はそれをフォロワーと呼んでいる。

 人はマジョリティに弱い。芸術への関心度は人それぞれなのに、評価に関しては往々にして偏ってしまう。
しかし、世間一般に評価されていないもの突如注目されることもある。
図書館の本の中にも、後年になって売れた、死後に注目された、そんな作品がたくさんある。
そしてそんな作品を、最初に「良い」と言う自分の感覚を信じるためには、勇気が必要だと思う。
何が言いたいかというと、私の絵を良いという人は変人か勇者ということだ。

 練習することも考えたが、面倒くさい。
そして何なら、練習して(自分なりに)上手く描いた絵を、私のフォロワーはお気に召さない。
かわいく描いても、こんなの画伯の絵ではないと言われる。私はニーズに応えるばかり・・・。
芸術とはなんぞや。商業画家の気持ちになる。(注:お金はもらってない)

 人は、こぞって私の絵に辛辣なツッコミをする。楽しそうなのでこのままいこうと思う。

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※画伯の作品です。小郡市立図書館キャラクターの「ラックン」...?